病院概要
院長からのご挨拶
院長 楠田 司
「医師としての第一歩を当院で」
アルバイトをせずに研修に専念できる環境の下、医師としての人格を涵養しプライマリ・ケアの基本的な診療能力を習得することを目的に、平成16年より新医師臨床研修医制度が開始されました。医学部卒業後は自由に研修施設を選択し、2年間はプライマリ・ケアの習得とともに将来進むべき道を模索することとなります。この期間に興味深い研修を経験することで、当初の志望を変更し全く別の道を選択する先輩たちも少なくありません。そのような意味でも、多くのオプションが提供された研修施設で多くの経験を積むことはとても重要です。
一般に赤十字施設は、地域医療、救急やへき地医療などの公的医療、国際活動を任としています。さらに当院は医療過疎地域が内在する三重県南勢部に位置する中核病院のため、最後の砦として機能し、いかなる患者さんも絶対に断らないことを旨としています。地域医療については、地域医療支援病院として、脳卒中センター、心血管センターなどを開設、近隣医療施設とホットラインを設置することで24時間体制の診療体制を敷き、さらに、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センターとしても機能し、地域の急性期医療を一手に担っています。また、救急医療については県南部唯一の救命救急センターを擁し、ドクターヘリ基地病院としても活動し、救急患者数は年間約17.000人、年間救急車受け入れ台数と年間重篤患者受け入れ数はともに全国10位前後ときわめて多くの患者さんの診療に当たっています。
また、へき地医療拠点病院でもある当院は、積極的に医療過疎地域との連携も進めています。スタッフ不足の病院への医師派遣や、出張糖尿病教室、栄養指導などの診療支援を行い、地域全体の健康増進を図っています。離島を含めた医療過疎地域での研修では、医療者としてだけではなく一住民として地元の方々と触れ合うことにより、若い研修医にとっては地域医療の在り様を学ぶ絶好の機会となります。
最後に、当院は国内外の災害救護を重要な使命と位置付けています。医師を目指して間がない研修医であっても、実際の現場に赴くことで、厳しい医療環境の中で命を助け育むという赤十字の原点を学んでいただきたいと考えます。
4年前に新築移転した当院は、2013年に医療福祉建築賞を受賞しました。患者さんにも医療従事者にも心を尽くした病院と自負しています。高度医療から地域コミュニティーにおけるへき地医療の研修、あるいは災害現場での救護研修に至るまで、豊富なメニューは必ずや皆さんが目指す医療者への道標になるものと確信しています。
病院概要
伊勢赤十字病院は、三重県中南勢地域における基幹病院です。
2012年に新築移転し、従来以上の救急医療を提供できるように充実した機能を備えています。
病院の名称 | 日本赤十字社 伊勢赤十字病院 |
院長 | 楠田 司 |
所在地 |
〒516-8512 三重県伊勢市船江一丁目471番2 TEL:0596-28-2171 FAX:0596-28-2965 |
病床数 |
一般病床数:634床 感染症病床数(第一種):2床 感染症病床数(第二種):2床 精神:9床 合計:647床 |
診療科 | 血液内科、感染症内科、肝臓内科、糖尿病・代謝内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、腎臓内科、神経内科、精神科、小児科、新生児科、外科、乳腺外科、整形外科、リハビリテーション科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、産婦人科、泌尿器科、皮膚科、眼科、頭頸部・耳鼻咽喉科、放射線診断科、放射線治療科、麻酔科、腫瘍内科、歯科口腔外科、緩和ケア内科、形成外科、病理診断科、総合内科、脳血管内治療科、リウマチ・膠原病科 |
指定医療 | 保険医療機関指定病院、国民健康保険医療取扱機関、労働災害保険指定病院、生活保護法指定病院、結核予防法・伝染病予防法指定病院、児童福祉法・育成医療指定病院、母体保護法指定医、身体障害者福祉法(厚生医療)指定病院、原子爆弾被爆者医療指定病院、小児癌治療研究医療機関、臓器提供施設 |
救急医療 | 救命救急センター、二次・三次救急医療施設(病院群輪番制病院) |
診療機能 |
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